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月経前の不安定さと⚫︎⚫︎の関係

こんにちは!
心と身体を整えて「明日の朝が来るのが楽しみ」になる人を増やしたい
という思いで情報発信をしています、はまゆうです。

今日は「月経前と血糖値の関係」について、調べたことをまとめてみます。

月経前の感情の不安定さは、女性ホルモンの変動が関係していると言われます。
加えて、血糖値の影響も無視することはできません。

「月経前に気持ちが不安定になる」
「生活習慣や食事を頑張って整えてはいるが、いまひとつ…」という方に向けて、
今回は「血糖値」と言う切り口から、
具体的にどのように身体を整えていけば良いか
中医学的な観点も踏まえてお伝えしたいと思います!

目次

結論

早速、本記事の結論を!

月経前は、血糖値が乱れやすくなるため、感情も乱れやすくなります。
そのため、普段より更に意識して、食べる内容や順番を気にかけてみましょう!

具体的にどういうことか、何をすれば良いのかみていきます。
中医学的な観点も取り入れて解説していきます。

血糖値と感情の関係

「血糖値と感情がどのように関係しているのか?」
そう思われる方も多いと思います。

栄養療法専門クリニックの医師である溝口徹氏は、血糖値と感情の関係について、下記のように述べています。

血糖値が急上昇すると、それを下げるためのホルモンであるインスリンがどんどん分泌される。すると、その作用で血糖値は急激に下がってしまうのである。血糖値の下がりすぎは危険だから、今度は血糖値を上げるホルモンが大量に出てくる。その代表がコルチゾールやアドレナリンだ。
(中略)
アドレナリンは交感神経を刺激するホルモンだから、分泌されると気分が高揚したり、集中力が高まったりする。その一方でイライラしたり、血圧が上がったり、筋肉が強ばったりする、といった弊害もあらわれるのだが、これが不足すると気分が沈み込み、うつ症状を呈したりする。

『アレルギーは「砂糖」をやめればよくなる!』溝口徹 著


急激に下がった血糖値を上げようとするためのホルモンが出る(もしくは出ない)ことによって
イライラする、攻撃的になる、うつ症状、落ち込みなど、感情にも影響が出てくるのですね。

また、血糖値を乱高下させるのは食べ物だけではありません。
日常的にストレスがかかっている場合も
ストレスに対抗するためのコルチゾールというホルモンが副腎から分泌されることで血糖値が上がります。

精神科医の奥平智之氏は、

血糖値の乱高下にホルモンが大量に使われ続けると、ホルモンの分泌異常が起き、自律神経が乱れがちに。

『マンガでわかる ココロの不調回復 食べてうつぬけ』奥平智之 著

と述べています。


日常的に血糖値を乱高下させる食生活や、ストレスの多い環境にいることで、
自律神経までも乱れがちになるのですね。

月経前と血糖値の関係について

では、感情と関係の深い血糖値が、「月経」とどのように関わっているのでしょうか?
色々と記事を探している中で、医師である宮沢あゆみ氏のコラムを見つけました。

さらに、月経前には膵臓のランゲルハンス島β細胞から分泌されるインスリンの効果が弱まる。インスリンは血糖値を下げるホルモンで、その効果が弱まれば血糖値は上昇しやすくなる。このため、血糖値を下げようと、いつもより多量のインシュリンが分泌される結果、逆に低血糖状態になる。
低血糖になると倦怠感や憂うつ感をおぼえる。この反動で無性に甘いものが食べたくなる。食欲も亢進するため、太りやすくなる。

医師「宮沢あゆみ」による病気の話。「月経前症候群のメカニズム」 https://www.ayumiclinic.com/column/0501%E2%80%902.html

つまり
月経前は普段よりも血糖値のコントロールが難しなるということ。

普段と同じ食事をしているのになぜ…?と思われる方も、
不安定になるのは、身体の仕組みとして多少仕方のないことだったのかもしれませんね。

イライラや憂鬱感や落ち込み、飢餓感など、
毎月やってくるあの不快な感情には、血糖値も関わっていたのです。
もちろん原因の全てではありませんが
「自分の性格が悪いせいだ…」と悩む理由がひとつ減りました。

原因が分かれば対策を練ることができます!

中医学では「肝脾不和」という

さて、この「月経前と血糖値」の関係を中医学では何というのでしょうか。
(ここからは持論です。ご意見、異論がありましたら、ぜひコメントください!)

中医学において、月経や自律神経系は「肝」という臓器が、
消化吸収は「脾」という臓器が担っています。

この二つの臓器は、普段はお互いがバランスを保ちながら、助け合う関係にあるのですが、
強いストレスがかかり「肝」の機能が失調してしまった場合、
もしくは飲食の不摂生により「脾」が弱くなってしまった場合などには、力関係が崩れ、
「肝脾不和」という病理が現れると中医学では考えます。

現れる症状の一例としては、
食欲減退、腹部張満感、ため息、抑うつ、イライラして怒りやすい、腹痛、下痢
などです。

月経前は、この「肝脾不和」を調整する漢方薬を出すことが非常に多いのですが、
イライラや精神状態の不安定さも改善されていくことに加えて、
「ア…言われてみればそういえば今周期は暴飲暴食をしなかったナ…!」という方が多く、
漢方が、血糖値の安定に何かしら寄与しているのかもしれないなと思いました。

解決策①食べる順番に気をつけよう

では日々の生活では具体的に、どのようなことに気をつけて過ごしたら良いのでしょうか?
結論としては、月経前に限らず、できるだけ血糖値の乱高下を避けることが大事です。

まずは食べる順番を気にしてみましょう。

おすすめなのは海藻類!

https://twitter.com/hamayu_kampo/status/1494093510689320960?s=29

わかめや昆布などの海藻類には、血糖値の急激な上昇を抑える「水溶性食物繊維」が豊富に含まれています。

乾燥わかめをお味噌汁に入れて、「わかめファースト」で食事を始めるのはどうでしょう?
とても手軽にできるので、おすすめです!
中医薬膳的にも、海藻類は「化痰作用」といって、身体の老廃物を取り除く作用があります。
月経前は便秘気味にもなりがち。
ぜひ一品として取り入れてみてくださいね。

解決策②間食に気をつけよう

「何だかお腹が空いたナ…」という時に、ついパクッとおやつを食べていませんか?
もちろんたまにならいいのですが(甘いものは心の養生^^)、
血糖コントロールが不安定になる月経前は注意が必要です。

そんなときは、食物繊維を含んだ”自然の甘味”のものや、お豆腐や茹で卵など、白砂糖に変わるものを探してみましょう!
下記、私のおすすめです。

身体にも心にも優しい「甘いもの」を、これを機に探してみませんか?

おわりに

もう少し他の解決策もお伝えできればと思ったのですが、長くなったので今日はこの辺で(笑)

この記事を読んでくださっている方はきっと、
「もっと良くなりたい」
「なぜ不安定になるか知りたい。改善したい」
という気持ちを持っておられるのだと思います。

月経前の不安定さは、言葉にするのは難しいほど苦しいものですが、
ひとつひとつ自分にできること、コントロールできることから始めてみましょうね。
毎周期、自分を諦めずに、見捨てずに、少しずつ良くなっていきましょう!

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