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甘い物が止められないのは⚫︎⚫︎な人?!

こんにちは!
心と身体を整えて「明日の朝が来るのが楽しみ」になる人を増やしたい
という思いで情報発信をしています、はまゆうです。

今日は「甘いもの」と「体質」の関係について書きます。


心をホッとゆるめてくれる「甘いもの」。
適量であれば心の潤滑油になってくれますが、
依存的に欲するときは、心身のバランスの崩れを見直す時かもしれません。
「甘いもの」を悪者にせず、仲良く付き合っていくためにぜひ読んでみてくださいね。

目次

結論

結論から先にお伝えすると、
「甘いものがやめられない」
「三度の飯より、チョコレートが大好き!!」
「無性に甘いものを欲する」…
という方は、「鉄分不足」が関係しているかもしれません。

「じゃあ鉄剤を飲めばいーの?」
もちろんそれも解決法の一つです!
中医学的な視点も踏まえて私なりの見解を伝えていきたいと思います。

以下、詳しく説明していきますー!

チョコレート好きな人はどんな人?


https://twitter.com/hamayu_kampo/statuses/1349315499021144066

漢方相談中に食事のお話をする中で、いつも疑問に思っていたことがありました。

それは、「”チョコレート”大好きです!」と自称される方の”見た目”が、
皆さん非常によく似ていること!!!

いつしか、患者さんのお話を聞く前から
「この方は恐らく『チョコレートが好きです』と仰るだろう…」
と、予想できるようになりました。笑

どんな見た目か、気になりますね!

ずばり、中医学の体質に当てはめるなら、
「血虚」タイプにあたる方。

「血虚」タイプさんの見た目は、
⚫︎顔色が白く艶がない(顔色が黄色になる場合もあります)
⚫︎肌や髪がパサついている
⚫︎舌の色が薄い、小さい

他にも、
⚫︎夢をよく見る、眠りが浅い
⚫︎不安感が強いなど情緒面が安定しない
⚫︎経血量が少ない、月経周期が遅れ気味、、などの症状が現れやすい。

色んな体質の方を見ていますが、
特に「血虚」傾向のある方に「チョコ好き」さんが多いのが不思議だな〜と感じていました。

現代医学で考える「糖質依存」

そんな時、最近読んだ本に「なるほど!」と思ったものがあったので紹介します。

糖質をやめられないのは、たんに「意思が弱いから」とか「だらしないから」ということではないことも事実です。その裏には、「代謝の崩れ」が潜んでいることが多くあります。
体の代謝が崩れると、体は糖質を強烈に求めてしまうのです。
(中略)
鉄欠乏と糖質依存、一見なんの関係もないように思えますが、実は密接な関係があります。
(中略)
ーー鉄不足は糖質依存を発生させるのです。

『薬に頼らず血糖値を下げる方法』水野雅登 著

著者である内科医の水野先生は、本書の中で鉄不足が糖質依存を招く理由を次のように書かれています。

  • 人体のエネルギーは、細胞の中の「ミトコンドリア」という謂わば細胞の発電所で作られる。
  • ミトコンドリアでのエネルギー代謝は非常に効率的だが、ビタミンやミネラルなど、様々な栄養素を必要とする。
  • その中で最も大切なのは鉄
  • 鉄が不足していると、それ以前の全ての段階で代謝が正常に行われていても、代謝はストップしてしまい、エネルギーが作られない。
  • すると体はもう一つの異なる代謝の回路を働かせ、エネルギーを作る。
  • それは「解糖系」と言われる回路で、「糖質」だけを材料とする。
  • よって、鉄欠乏症の方が糖質を渇望するのは、「解糖系エンジン」が働くため。

……!!(°▽°)

つまり、エネルギーを作り出すために、必要があって「糖質」を欲していたのですね!
「鉄欠乏≒血虚の状態」と考えると、
私が疑問に感じていた「血虚さんにチョコ好きが多い」というところにも繋がります。

糖質依存から抜け出すためには?

では、どうしたらチョコレート依存から抜け出せるでしょうか?

「鉄剤」を飲むとよい?
ーーー良いと思います!
この理論でいくなら、エネルギー代謝に最も大切な栄養素である鉄を補うことで
ミトコンドリアのエンジンを使うことができますよね!

しかし、エネルギーの代謝には鉄だけでなく他の様々な栄養素も必要です。
また、現時点で多くの糖質を取っている方は、
代謝の過程でビタミンミネラルを多く消費してしまっているので、それらが既に不足している傾向があります。

ですので、ビタミンミネラルがバランス良く取れるサプリメントを用いつつ、
日々の食事では、下記のようなものが助けになるのではないかと思います。
これは、いつもツイッターで「血虚」さんに紹介しているものです。

中医薬膳的な考え方では、「血虚タイプ」さんには
⚫︎赤い食材
⚫︎黒い食材
⚫︎その他(貝類、緑色の濃い食材など)
がおすすめです。

ひとつひとつの食材の栄養については割愛しますが、
ほうれん草や小松菜は、鉄分豊富な野菜の代名詞ですし、
鶏肉やレバー、卵などをとってみても
細胞自体を作るタンパク質、エネルギーの代謝に必要なビタミン・ミネラル(鉄も含む)を摂ることができるため、現代医学から見ても、中医薬膳の考え方は非常に理にかなっているなーと感じます。

エネルギー代謝の仕組みや、栄養の知識がなかった時代に、
膨大な実験と洞察を重ね、理論体系を構築した中医学の観察眼はすごいと
改めて感じたことでした!

「甘いもの」と上手く付き合っていきましょうね!

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